仕事と家庭を両立するための転職活動について

前回の記事では、転職を決めたときに悩んだこと、考えたことを書きました。

男ですが仕事と家庭を両立するため転職を決めました

今回は、転職活動で重視したこと、対策したことを書きます。

転職先について

私は新卒からIT業界で働いています。

もう30代後半なので、転職先はやはり同業界から選ぶことになります。

転職先を選ぶときに優先したこと

転職先を選ぶ際には、以下の順番で優先して考えました。

1.早く帰れること

みんな当然のように早く帰っていて、「頑張らなくても」早く帰れることを重視しました。
仕事をきちんとするのは当然ですが、早く帰ることにエネルギーを使わないようにしたかったのです。

2.柔軟に働けること

リモートで自宅でも仕事ができたり、勤務時間がフレックスであったりするなど、柔軟に働けることも重視しました。

子供が熱を出して朝に病院に行く必要があったり、保育園から電話があって迎えに行く必要があったりしても対応できるようにしたかったからです。

3.やりがい

柔軟に働けることを重視しつつも、仕事の内容に興味がなければ仕事が辛いだけになってしまいます。

自分がどんな仕事をしているときが楽しかったか、何を学びたいかを棚卸して、やりがいを感じることができる仕事かを重視しました。

4.給料

家族を養わないといけないので、当然ながら給料については考えます。
でも、優先度は下げました。

柔軟に働けるようになり、妻が時短勤務から通常勤務に戻れれば手取りも増えるので、大幅に下がらなければ問題ないと考えたからです。

選考を受けた転職先

まず、働く時間を最優先にして仕事を探すと、大きく分けると以下の2パターンが候補となりました。
・事業会社のIT部門、もしくはIT子会社
・外資系企業

事業会社のIT部門、もしくはIT子会社

メーカーや金融系など親会社がワークライフバランスを取れていて、定時に帰るような社員が大半の会社では、IT部門やIT子会社でも同様に早く帰れます。

一方で、仕事は既存システムの保守といった決まったことをずっとやるものが多く、やりがいという面では少し見劣りするのでは、と感じてしまいました。

また、メーカーなどは社風が堅い企業が多い印象でした。
支給されるのはデスクトップパソコンで、会議のときは資料を必ず印刷、という会社もありました。
デスクトップパソコンでは、リモートワークができません。。

外資系企業

海外の親会社がワークライフバランスを取る会社であって、社長もその国の人だったりした場合などは、日本法人でも同様の考え方が浸透していることがあります。

また、リモートワークや、働く時間もフレックスにできるなどの制度は外資系企業のほうが取り入れていることが多いように感じます。

一方、外資系は実力主義で英語も必要とされることが多いので、本当にやっていけるのかという不安を感じることがありました。

求人は多かった印象

景気も悪くなく、IT業界も好調なのか求人は沢山ありました。
先ほど書いた優先度に従って、受ける企業を選んでいきました。

転職活動にあたって

準備が大切

以前、少しだけ転職活動をしたことがあったのですが、準備不足で途中で落ちてしまうことがほとんどでした。

当然なのですが、準備は大切です。

・自分のキャリアを説明できること

自分がこれまでどんなことをしてきて、どのようなスキルがあるか。
そして新しい会社でそのスキルを活かしていけるのか、ということを説明できるようにしました。

ベースとなる文章を書いて、あとは選考を受ける企業に合わせて内容を変えて準備しました。
やはり社風や重視する項目が企業ごとに異なるので、同じ文章をそのままは使えません。

・選考を受ける企業について、沢山調べること

どれだけ調べてきているのか、本当にこの会社に入ろうと思っているのかという点を重視する会社も多いと思います。

最終的に転職が決まった会社については、ニュース記事や社長のFacebookなど、思いつく限りのインプットをして面接の準備をしました。

面接で気をつけること

面接では、必ずと言っていいほど「なぜ転職したいのか」とか、「なぜこの会社を受けようと思ったのか」という点を聞かれます。

家族のために働く時間を短くしたいというのが一番の理由なのですが、転職エージェントからは、まずは他のポジティブな理由を先に言うこと、とアドバイスを受けました。

私も、そのアドバイスに従って以下の順番で説明しました。
1.新しい会社でチャレンジしたいこと
2.その会社で魅力的だと思っていること
3.最後に、子供のために働く時間を減らしたいこと

3の理由は、必ず言うようにしました。

その理由を言ったときの先方の反応で、私が望む働き方ができるか、家庭との両立を重視することが認められるかを判断できると思ったからです。

面接は、選考される場であると同時に、こちらが判断する場でもあります。

最終的に決めた転職先

最終的には、外資系の会社に転職することが決まりました。

決め手になったこと

「優先したこと」に書いたことを満たしていました。
19時には皆ほとんど帰宅していて、20時にはオフィスにはほとんど人がいないそうです。
リモートワークなど、柔軟に働くことができるという点も大きかったです。

また、面接でも子供の年齢を聞かれて「一番カワイイ時期だ。一緒にいる時間を増やすべきだね」と言ってもらいました。

転職先の同じ部署に、子供を育てながら働いている女性が数人いることも決め手になりました。

業績も良かった

業績を調べたところ絶好調で右肩上がりでした。
社員がワークライフバランスを保って働いているのに絶好調なのは、製品が良いなどの強みがあるのだと思います。

いつ環境が変わってしまうかは分かりませんが、その強みを失うまで、しばらくは皆が柔軟な働き方を続けても業績を上げることができると思っています。

英語などのスキルを身につけたい

外資系企業とはいっても、日本のお客さん相手の仕事なので大半は日本語で仕事をすることになります。

でも、現職では全く英語を使わなかったので、それよりは英語に触れることが増えるはずです。

せっかく外資系に転職するので、英語を勉強してスキルとして身につけていきたいと思っています。