英語の勉強は継続することが最も大切~継続するために必要な2つのこと

英語を習得するには、何が大切でしょうか。

やはり語彙力、単語を覚えること?
それとも文法を理解することでしょうか。
英会話を練習することでしょうか。

もちろんどれも大切ですが、最も大切なことは、学習を継続することだと思います。

英語の習得に最も大切なこと

どんなに長時間の勉強をしても、一朝一夕で英語を習得することはできません。

最近は「2か月で英語力を伸ばす」といったサービスもありますが、これらのサービスの基本コンセプトは「専属のトレーナーがつきながら、毎日3時間の勉強を(週末も含めて)2か月継続する」といったものです。
スパルタな方法で一定の実力と、勉強の習慣を付けるには良いと思いますが、2か月が終わった後も継続して勉強しなければ、すぐに衰えてしまうでしょう。

極端にいえば、多少の勉強方法の違いは、あまり影響しないと思います。
どの教材を使っても、どんな勉強方法でもいいですがとにかく続けることが何よりも大切です。

継続するには

これを読んでいる方の中には、一度英語の勉強を始めたけど、止めてしまった人もいるかもしれません。

私も最初は同じように、三日坊主となってしまいました。
英語を勉強する!と決めた日は長時間勉強できるのですが、なかなか続きません。

それから、どうすれば続けられるのか自分なりに思考錯誤して、大学時代はずっと勉強を続けることができました。
卒業した現在でも、時間は少なくなりましたが、同じ方法で勉強できています。

継続するために必要な2つのこと

勉強を継続するために、以下の2つのことを達成できるように意識し、行動しました。
1.心理的なハードルを下げる
2.モチベーションを維持する

どちらも文字にすると当たり前のように感じるかもしれません。

それでは、この2つを達成するための具体的な方法を説明したいと思います

勉強を継続するには① 心理的なハードルを下げる

「英語を勉強しないと」と思っていて、しかも、時間もあるにもかかわらず、なかなか始められないことはないでしょうか?
机に座ってテキストを開こうとしても、勉強のツライことがイメージされて、心理的にハードルが高いのではないかと思います。

心理的ハードルを下げて、毎日英語の勉強をするには、以下の2つを意識してください。
1.「すきま時間」を利用したり、「ながら勉強」をする
2.勉強を習慣にする

すきま時間

すきま時間の利用は、よく勉強法の本などで紹介されています。
すきま時間とは、日々の生活の中にある、ちょっとした空き時間のこと。

例えば、電車の待ち時間や、友達との待ち合わせで早く着いたときに待っている時間。
昼休みなどでも、食事後に少し時間があると思います。

そのような時間を使えば、休日の時間などを使わずに勉強できます。

短い時間でも、それが積み重なればかなりの時間になります。
机に座って長時間勉強するより、心理的ハードルも随分下がるのではないでしょうか。

すきま時間を使うためには、教材を常に持ち歩くことが重要です。
スマートフォンを使っているのならば、それにアプリやリスニング教材を入れておけばバッチリですね。

ながら勉強

ながら勉強とは、何か他のことをしながら、同時に勉強することです。

お風呂に入りながらとか、電車で移動しながら、皿洗いや洗濯物をたたむ家事をしながらなど、普段の生活の中で行っていることで、同時に勉強できる時間があると思います。
この方法も、すきま時間での勉強と同様に「勉強する時間」を確保せずに学習できるので、ハードルは低いはずです。

私は、通勤時間に1時間くらいかかるので、その時間はずっと英語のリスニングをしています。

習慣にする

心理的なハードルを下げる、もうひとつの方法は英語の勉強を習慣にしてしまうことです。

すきま時間・ながら勉強を生活パターンに組み込んでしまえば、いつの間にかそれが当たり前になり、苦労を感じないのです。
こうなってしまえば、ハードルがあると感じることも全くなく、毎日継続できるようになるはずです。

ヒンズー教の教えに、下記のようなものがあるそうです。

心が変われば、態度が変わる。態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。運命が変われば、人生が変わる。

英語を勉強するように習慣を変えてみれば、人生が変わるかもしれません。
トライしてみる価値はあると思います。

勉強を継続するには② モチベーションを維持する

英語の勉強を継続するためには、モチベーション、やる気を持ち続ける必要があります。

心理的な負担を減らす方法で勉強をしていても、モチベーションが完全になくなってしまうと、やはり勉強が続けられなくなってしまうからです。

何がモチベーションになるかは人によって異なると思いますが、
下のようなことがポイントになると思います。
1.仲間をつくる
2.定期的にイベントをつくる
3.英語の上達速度を理解する

仲間をつくる

一緒に英語を勉強する友達をつくると、断然、勉強を続けやすくなります。

友達と一緒に始めてみたり、英語サークルに入ってみるのもいいかもしれません。

「あいつも、あの子も頑張ってるからなぁ。」と思って、勉強をしなきゃという気持ちが湧きますよ。

定期的にイベントをつくる

何か目標があると、英語の勉強を続けやすくなります。

例えば、定期的にTOEICに申し込んでみてください。
6000円ほどかかりますが、お金を無駄にしたくない気持ちも働き、モチベーションを高めることができると思います。

また、「夏休みに海外旅行に行く」などの目標を決めるのもいいと思います。
海外旅行を楽しみにしながら、英語の勉強にも励むことができるでしょう。

英語の上達速度を理解する

なんといっても、一番モチベーションが高まるのは、自分の実力が向上したことに気づいたときではないでしょうか。

映画で俳優が話しているのを聞き取れたときなど、やはり嬉しくなって、勉強を続ける気持ちになると思います。

ただ、英語は勉強を始めて、すぐには上達を感じられないことが多いです。


上の図は、英語の勉強を継続した場合に、上達していく様子を表しています。

勉強を続けていても、しばらくは停滞が続くと思います。
なかなか成長を感じられず、嫌になってしまうかもしれません。

ただ、そのまま継続していると、ある日、壁を越えたように急に英語が聞き取れることに気づくはずです。
このときの喜びは、とても大きいものです。

少しの学習では、壁を越えることができず、上達が実感できません。
停滞が続いていても、壁を越える日を信じて、勉強を継続しましょう!